18切符旅今昔比較 東海道方面編②(姫路〜終点)
想像以上に長くなってしまったので、前編と後編に分けました。まだ前編をご覧でない方は前編をご覧ください!
※前編はこちら
(https://hihumin123-twal.hatenablog.jp/entry/2019/06/09/204046)
・第6列車 山陽本線1425M
姫路16:01→岡山17:28
姫路に着いたのは15:25だったので、ここでようやく30分程度余裕ができます。
姫路には白鷺城と呼ばれる姫路城があります。中を見学する時間はありませんが、駅前からその雄姿を見るだけでも十分価値があると思います。
(姫路駅前から見た姫路城)
お昼を食べる時間も今までなかったので、姫路で食べましょう。私は食べ物に詳しくないので、駅そばを食べますが、食べ物に詳しい方は名物を調べて食べるといいと思います。
途中の相生から赤穂線が分岐しますが、山陽本線周りのが早く岡山に着くので、そのまま山陽本線に乗ります。
上郡を出て船坂山トンネルを抜けると兵庫県から岡山県に入ります。
東京を出ておよそ12時間、ようやく中国地方に入りました。
ここから夕暮れ時の山陽路を30分ほど走ると終点岡山に着きます。
(姫路〜岡山)
岡山17:40→広島20:27
岡山では12分の乗り換え時間があります。ここで夕飯の調達をするのが賢いでしょう。
岡山からしばらくは帰宅時間帯と重なるので、車内はきっと混雑していることでしょう。夕飯を食べるのは列車の中が空いてからにしましょう。
岡山と広島ってとても近いイメージがあるのですが、実は180km近くあります。これは岡山から大阪の距離とほぼ一緒です。意外な発見ですね!
山陽本線の岡山〜広島には倉敷や尾道のような景色の良い場所がたくさんあります。
(倉敷美観地区)
(尾道)
(尾道〜糸崎の車窓)
しかし、今回は日没後に通過するため、これらの景色を見ることはできません…。もし仮に明るかったとしても、流石に疲れてきた頃だと思うので、この区間は寝てしまっていると考えて割り切ることにします。
(岡山〜広島)
広島20:40→小郡(現 新山口)23:31
広島での13分の乗り換え時間を経て、山陽本線普通列車小郡行きに乗車します。
今回も先程と同様、終点まで3時間近い乗車時間があります。途中岩国と徳山で10分ずつ停車することを考えても長い乗車時間です。山陽本線で鈍行の旅をしていると中国地方の広さを実感することができます。
この区間には、世界遺産の宮島があります。途中の宮島口駅から分岐している宮島行きのフェリーには18切符で乗ることができるので、時間があるときは寄ってみるといいと思います。
(宮島)
この区間は海沿いを走るので日中であれば瀬戸内海の綺麗な海を見ることができます。また、岩国や徳山には石油化学工場があるので、夜でもこれらの工場夜景を楽しむことができます。
そして、広島から約3時間、この列車の終点小郡に到着しました!
この先、日付が変わる前に乗ることができる九州方面の普通列車はありません。
つまり、
1987年では、山口県の小郡が東京から1日中西に行く鈍行に乗り続けた場合に到達することができる最西端
ということになります。
3.まとめ
東京から1日中西に行く鈍行に乗り続けた場合に行ける最も遠い場所は、
1987年:山口県 小郡 (東京から約1030km)
2019年:福岡県 小倉 (東京から約1130km)
ということがわかりました。
2019年の方が100km近く距離が伸びていますが、これはJR化後に名古屋近郊でも速い快速が運行されるようになったことや、そもそも車両性能が向上したことによるものと思われます。
次は東京から北上した場合について同様の空想旅をしてみて現在と比較してみたいと思います。
ではまた。